Visual Basic 2008でのWinSpec/32プログラミング

 WinSpec/32のプログラミング・マニュアル (WinX/32 Automation 3.0 User Programming Description for Visual Basic) は、Visual Basic 6.0 の使用を前提に記述されています。しかしながら、2009年3月現在、この版は新規には入手不可能です。現在、入手可能な Visual Basic2008 (Express Editionで試しました)での動作を確認しました。
WinX/32 Automation 3.0 User Programming Description for Visual Basic に従って、以下、記述します。

 Visual Basic2008を起動し、プロジェクト-参照の追加で

Roper Scientific 's WinX/32 v.3.11 Type Library

がある事を確認します。(WinSpec/32が正常にインストールされていればあるはずです)

VB2008_1
次に、Hello WorldをWinSpecに表示させるサンプルを作成して見ましょう。
新規にプロジェクトを作成します。
VB2008_2
フォームにボタンを追加し
VB2008_3
ボタンをダブルクリックし、その動作を以下のように記述します。
WinX/32 Automation 3.0 User Programming Description for Visual Basicと違うのは、
オブジェクトの宣言で"WINX32Lib.Winx32App"としているところです。

後はビルドして、実行するだけです。
VB2008_4

なお、Visual Basic2008上ではSnapIn Wizardは動作しないようです。従って、SnapIn(dll形式)を作るのは難しいでしょうね。